犬の基礎知識と飼い方
多頭飼いのポイント
多頭飼いのメリット
多頭飼いによって一頭一頭の個性がよく分かり、接し方が理解しやすくなります。また、犬同士も遊び相手として、飼い主様が不在でも楽しい時間が送れ、犬同士の交流で社会性を身につけることができます。
多頭飼いにおける注意
飼育やしつけに慣れておられない初心者の方は、まず一頭からわんちゃんを飼い始め、基本的な犬の性質や飼育方法、しつけを理解したうえで、その後2頭目を迎えいれたほうが良いでしょう。頭数が増えれば生活スペースの確保や手間が増えるだけでなく、食費、医療費、美容費、消耗品費など様々な出費が増加します。さらに2頭目を飼ってはじめてわかることですが、中には先住犬(先に飼っている犬)と性格の合わないわんちゃんがいることもあります。いきなり犬同士を一緒にせずに少しずつ 慣らしていくよう時間をかけることが大切です。異なる犬種の多頭飼いは、特に注意が必要で、食事、運動量などは各犬の気質、犬種に合わせて調整しなくてはいけません。一頭と違い多頭飼育になれば必然的に目が届きにくくなり、トラブルを見過ごしてしまう恐れもあるので注意しましょう。
犬のリーダーと順位について
多頭飼いする時、犬の中の順位を明確にしてください。リーダーがいなければ、順位をめぐり思いがけない喧嘩に発展し、統制がとりにくくなり、仲の悪い状態が続いてしまいます。
必ず飼い主様のほうで先住犬を立ててリーダーにするようにしてください。後からきた子ばかりをかわいがるような行為などはやめてください。先住犬が高齢、または気が弱く強力なリーダーシップを発揮出来ない場合は、名前を一番に呼ぶ、餌を一番に与える、散歩の際、一番にリードを付けるなど待遇面でリーダーであることを後輩犬に知らしめる必要があります。 後輩犬の先住犬に対する過度の戯れつきにも注意が必要で、遊び半分で先住犬に挑むことがあります。戯れつきがエスカレートし、先住犬が降参のサインを出してしまうと、先住犬の地位が失墜する事態が起きてしまいます。
負けた犬は恐怖や自信喪失から順位はおろか、犬社会への復帰も困難になる危険性があり、勝った方は暴力行為が有効だと学習してしまうので、人間社会で生活するには好ましいものでなくなります。世代交代や新参犬の加入などで群れの順位関係が不安定な時期は犬たちの様子をよく観察し、目を離す時は各々ケージに入れる、隔離するなどの措置をしてください。
多頭飼いのリードの使い方
(1) リードは、犬が急に素早い動きをしても、手から外れないようしっかり持ちます。
(2) 絡まないよう、カプラーなどの多頭引き用金具を使用します。
(3) 整然と歩けるよう脚側行進の訓練も必要です。
(4) 犬が各々勝手な動きをする状態では事故の危険も生じるので多頭引きなどしない。
その他、休憩場所は比較的人の行き来の少ない静かな一画にサークルあるいはケージ、ベッド、ソファーを設置して、1頭ごとに犬が独りで静かに過ごす時間と場所を必ず与えましょう。 ベッドやクッションのサイズが大きなものは2頭一緒に寝たりすることがあっても問題はないでしょう。
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