犬の基礎知識と飼い方
初めて犬を飼う方の為に
はじめに
わんちゃん(犬)を飼うことになる理由はお客様によって様々だと思いますが、初めて犬を迎え入れる際は、しっかりとした心構えとある程度の知識が必要です。どんな犬もおおむね本来は、知能が高く、好奇心が強く、活動的で、群れで生活する動物です。また、リーダーに対する服従心も強い動物です。飼主様がしっかりとしたしつけを行えば、人や他の犬とうまく付き合える能力も持っています。犬の気質をよく理解しておくことが必要であり、当店ではそんなしつけのサポートに役立つアイテムも販売しております。
栄養バランスの良い食事管理をしてください
かわいい愛犬のそばにいるとつい食べ物を与えたくなりますが、肥満は病気の原因になるので要注意です。犬と人間とは必要とする食べ物や、栄養が違うことを理解し、犬の体重、運動量、年齢、健康状態に合った食事に気を配ることをオススメ致します。
そのフードが愛犬に合っているか見分ける方法は、愛犬が喜んで食べ、毛艶、目の輝き、便や耳垢の調子も良ければ体に合うと判断できるのです。(合わないとフケや耳垢が大量に出るケースがあります。) また、新しく与えるフードは、食べ始めには少し便が緩くなったりしますが、数日で落ちつことが大半です。もし1週間以上軟便が続くようなら、フードを変えることを考えなくてはならないと思いますので注意して与えてください。
犬の散歩について
特に子犬は、母乳から離乳食に変わり母犬の抗体が切れると、いろいろな感染症にかかる可能性が高まりますので、歩道、公園など散歩する時、病気に感染するリスクが大きくなるので、ワクチンを接種して免疫力がついてから散歩をするようにしましょう。散歩は健康の維持と、犬の社会性を育む大切な機会になります。
散歩に必要なアイテムと選び方
散歩時に最低限必要なのは首輪(または胴輪)とリード(=引き紐)になります。まわりの人に迷惑をかけないことと、愛犬の安全を守るためにです。また、飼い主様のマナーとしての散歩バッグ、ウンチ処理用品、携帯用水飲み器なども散歩に必要なアイテムです。ドッグ・ウェア(犬の洋服)やベスト型ハーネスは、単なるファッションにとどまらず、寒さ、雨そして泥から防ぐレインコートや、抜け毛の飛散を防ぐマナー服としてなど、現代社会においては時によって必要なアイテムになりつつあります。当店ではそういった商品の取り扱いを行っています。 以下は首輪、リード、ペット服選びのポイントです。
犬のストレスについて
犬は人以上にストレスを感じるこがよくあります。例えば飼い主が留守がちでひとりぼっちの時間が多い時などは、ストレスがたまりやすくなります。積極的に散歩や、遊び相手になってあげることが、愛犬にとって一番のストレス解消になりますのでお散歩は愛犬にとって大事な時間です。
当店のおすすめお散歩グッズ
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小型犬について
小型犬とは
特に規定のようなものはございませんが、約4.5kgまでを超小型犬、約4.5kg~13.5kgまでを小型犬としています(一般社団法人日本ペット用品工業会2011年発行『ペット用品取扱士教本』)。ヨーキー、マルチーズ、トイプードル、チワワなどが一般的です。室内で飼育されるので、人と共有する生活部分が多く、「家族の一員とであること」が常に実感されるのが特徴です。
室内飼育のメリットと注意について
・ 目が届きやすい
小型犬は、散歩の時間を除けばそのほとんどが室内での生活なので、目が行きやすく、体調などの細かい管理が行いやすいです。
・ かまい過ぎに注意
かまい過ぎて密着度が高まると飼い主の後追いをしたり、留守にした際、不安から鳴き続ける「分離不安」に陥ることがあるので注意が必要です。
・ 子犬にとって危険な物だらけ
子犬時代とにかく何でも思ったものを口にしてしまうことがあります。かじられては困るような物、危険な物はとにかく片づけておきましょう。噛んで感電の恐れのある電気コードや火傷の危険のある電気器具、のどに刺さったり、詰まらしたりするような物には特に注意が必要です。
・ 独りだけの時間と場所の確保を
犬が独りで静かに過ごす時間と場所を必ず与えましょう。例えば、比較的人の行き来の少ない静かな一画にサークル、ケージ、ベッドあるいはソファーなどを設置する方法などがあるので実践してみてください。
小型犬のメリットと注意について
・ 小型犬でもしつけは必須
からだが小さいので、他人への危害は無いと思い込みがちですが、トイレなど一般的なしつけや人に迷惑をかけない訓練は絶対に必要です。
・ 運動不足には要注意
運動量不足により肥満になりやすいことに注意が必要です。室内で暮らす多くの犬は、運動不足になりやすく、エアコンで1年中一定の気温が維持されている部屋では体の熱が放射されにくいためカロリーの消費量が低下し、肥満につながります。
・ 一緒に移動しやすい小型犬
軽量な小型犬は、買い物や小旅行などおでかけが容易です。キャリーバッグやバスケットに使えばバスや電車に乗せて移動もできます。ホームセンターなど、ペット用バギーを使えば入店可能なお店も増えています。ただし、車内や公共の場所で吠えたり暴れたりしない犬であることが大前提となります。
小型犬の食事について
ドッグフードのパッケージに記載されている給餌量はあくまで目安です。それを指針に便の状態や体重の推移で加減してあげることが大切です。量を与えても痩せている場合は、カロリーの高いものを選びましょう。少量でも太る場合は低カロリー食を考慮することも場合によっては行ってください。 冬場は寒さでカロリー消費が高くなるので、屋外飼育や寒冷地では給餌量を増やしたり、高カロリー食に切り替えたりします。飼い主と接する機会が多く、食べ物を与えがちになるので注意しましょう。
小型犬の運動量について
小型犬は体が小さいため室内の自由運動、あるいは屋外や庭先で、朝夕各20~30分程度で十分です。ただし犬種によって運動量は増減します。例えばダックス、コーギーのような胴長短足犬種は背骨や腰に負担がかかるので高い所から飛び降りたり、飛んだり跳ねたりするような運動は避けてあげてください。 運動が足りている犬は、自宅でゆったり落ちついて過ごすことができます。他方、いつも落ちつかず、爪先を舐め続けるなど、悪いと知っていて好ましくない行動をとる場合は運動不足に原因がある可能性があります。その場合は運動量を増やしてみることを意識してあげてください。
中型犬について
中型犬とは
特に規定のようなものはございませんが、約13.5kg~27kgまでを中型犬としています(一般社団法人日本ペット用品工業会2011年発行『ペット用品取扱士教本』)。 例えば、シェルティー、柴犬、ビーグルです。大型犬ほどではないですが、小型犬以上の食事と運動量が必要となります。
屋外飼育のメリットと注意について
小型犬のように室内飼育されることが多くなっていますが、屋外犬舎では、室内に入れなくて良い分、少々の汚れも気にせず自由に野外活動をさせることができます。(アレルギーなどで室内飼育ができない場合でも屋外なら飼育が可能なケースもあります。)一方で、常に目が行き届かないので、急病、犬同士の喧嘩あるいは見知らぬ犬との交配に気づかないことや、発見が遅れる場合があります。また、臭い、抜け毛の飛散や、無駄吠えなど迷惑かけないよう、近隣、他人への配慮十分に必要です。それがマナーというものなので、家族の目に触れやすい場所に犬舎を設置してください。
人気犬種は盗難にも注意が必要です。その他、屋外飼育の場合は、蚊対策、気温(暑さ、寒さ)対策、雨・風・日除け対策など、室内飼育とは違う心配りが必要です。中型犬は、比較的人にとって扱いやすい大きさですが、意外と力も強く、老人、子供だけで 散歩するには行動を抑制させる訓練が必要です。例えば、「待て」、「止まれ」、「伏せ」、「持ってこい」あるいは「跳べ」などの命令を理解させて行動させるトレーニングです。犬の安全と人に迷惑をかけないマナーのひとつです。
中型犬の食事について
ドッグフードのパッケージに記載されている給餌量はあくまで目安です。それを指針に便の状態や体重の推移で加減します。量を与えても痩せている場合は、カロリーの高いものを選びましょう。少量でも太る場合は低カロリー食を考慮することが必要です。冬場は寒さでカロリー消費が高くなるので、屋外飼育や寒冷地では給餌量を増やしたり、高カロリー食に切り替えたりしてあげることも意識してください。
中型犬の運動について
屋外やドッグランでの自由運動または自転車による引き運動は朝夕各30~40分程度が望ましいですが、犬種によって増減します。運動量が足りている犬は、自宅でゆったり落ちついて過ごすことができます。 いつも落ちつかず、爪先を舐め続けたり、悪いと知っていて好ましくない行動をとる場合は運動不足の可能性がありますので、その場合は運動量を増やしてみてあげてください。
集合住宅で飼う場合の注意点
引っ越す場合、移転先の集合住宅では、「ペット可」とされていても、「小型犬のみ」と限定され、中型犬は断わられる場合があります。 中型犬は、小型犬よりも建物、家具を傷つけたり汚したり、他人に迷惑のかかりやすいことへの配慮からだと考えられます。転勤の多い家庭は特に注意が必要なので事前にその場所で自分の愛犬を飼えるかどうかの確認は行っておきましょう。
大型犬について
大型犬とは
特に規定のようなものはございませんが、約27kg~46kgまでを大型犬、約46kg以上を超大型犬としています(一般社団法人日本ペット用品工業会2011年発行『ペット用品取扱士教本』)。例えば、ゴールデンレトリバー、ドーベルマンが大型犬。セントバーナード、ボルゾイが超大型犬です。
広いスペースと沢山の運動が必要
大型犬は、子犬時代は小さいので手軽に飼えるように感じますが、3カ月過ぎてから急激に大きくなり、動きも活発になります。小・中型犬と同じように考えて飼ってしまった人は大変な思いをすることになるでしょう。一戸建てに限らずマンションの室内で飼育されるケースもありますが、成犬時の大きさや体力を理解して十分な生活スペースと運動量を確保する必要があるということが事前に把握しておいてください。 小・中型犬に比べて、運動量ははるかに多く、活動的で運動能力の高い犬種が多いです。例えばボルゾイだと、成犬の体高は70cm以上、体重30kg以上にもなり、100mを6秒台で走り抜けます。住居の近くの散歩・運動コースを確保することが大切です。自由に走り回れるドッグランが近くにあるか事前に調べておくと便利です。
室内飼育のメリットと注意について
・ 目が届きやすい
小型犬は、散歩の時間を除けばそのほとんどが室内での生活なので、目が行きやすく、体調などの細かい管理が行いやすいです。
・ かまい過ぎに注意
かまい過ぎて密着度が高まると飼い主の後追いをしたり、留守にした際、不安から鳴き続ける「分離不安」に陥ることがあるので注意が必要です。
・ 子犬にとって危険な物だらけ
子犬時代とにかく何でも思ったものを口にしてしまうことがあります。かじられては困るような物、危険な物はとにかく片づけておきましょう。噛んで感電の恐れのある電気コードや火傷の危険のある電気器具、のどに刺さったり、詰まらしたりするような物には特に注意が必要です。
・ 独りだけの時間と場所の確保を
犬が独りで静かに過ごす時間と場所を必ず与えましょう。例えば、比較的人の行き来の少ない静かな一画にサークル、ケージ、ベッドあるいはソファーなどを設置する方法などがあるので実践してみてください。
屋外飼育のメリットと注意について
近年は住宅事情により、室内飼育が増えていますが、一般的に大型犬は屋外犬舎で飼われることが多いです。屋外犬舎では、室内に入れなくて良い分、少々の汚れも気にせず自由に野外活動をさせることができます。(アレルギーなどで室内飼育ができない場合でも屋外なら飼育が可能なケースもあります。)一方で、常に目が行き届かないので、急病、犬同士の喧嘩あるいは見知らぬ犬との交配に気づかないことや、発見が遅れる場合があります。また、臭い、抜け毛の飛散や、無駄吠えなど迷惑かけないよう、近隣、他人への配慮十分に必要です。それがマナーというものなので、家族の目に触れやすい場所に犬舎を設置してください。
人気犬種は盗難にも注意が必要です。その他、屋外飼育の場合は、蚊対策、気温(暑さ、寒さ)対策、雨・風・日除け対策など、室内飼育とは違う心配りが必要です。大型犬は、力も強く、引っ張り負けない体力のある家族が散歩すること。さらに散歩するには行動を抑制させる訓練が必要です。例えば、「待て」、「止まれ」、「伏せ」、「持ってこい」あるいは「跳べ」などの命令を理解させて行動させるトレーニングです。犬の安全と人に迷惑をかけないマナーのひとつです。
大型犬の食事について
ドッグフードのパッケージに記載されている給餌量はあくまで目安です。それを指針に便の状態や体重の推移で加減します。量を与えても痩せている場合は、カロリーの高いものを選ぶことをしてあげてください。 少量でも太る場合は低カロリー食を考慮する。冬場は寒さでカロリー消費が高くなるので、屋外飼育や寒冷地では給餌量を増やしたり、高カロリー食に切り替えたり、様々な意識がけをしてあげる必要があります。
大型犬の運動について
屋外やドッグランでの自由運動または自転車による引き運動をしましょう。大型犬だと朝夕各約40~60分程度の運動が必要ですが、犬種によって増減します。プール、水際での水遊びも有効です。運動量が足りている犬は、自宅でゆったり落ちついて過ごすことができます。 いつも落ちつかず、爪先を舐め続けたり、悪いと知っていて好ましくない行動をとる場合は運動不足の可能性があります。その場合は運動量を増やしてみてあげてください。
お手入れについて
お手入れは、愛犬とのスキンシップとして楽しい時間になるよう、優しく話しかけながら進めましょう。爪切りなど嫌がるようなことがあれば、おやつ等をご褒美にしながら、少しずつ慣らしていくのもひとつの方法です。無理強いをしてよいことはありません。
室内でのお手入れ
わんちゃんが、家族と寝食を共にするので清潔に保ちましょう。ブラッシングは毎日、シャンプーは定期的に、耳掃除、爪切りなども忘れずに行ってください。フローリングの床材では、肉球の間にある毛のせいで足が滑りやすく、ケガすることがあるので肉球の間の毛が伸び過ぎないようケアをしましょう。また当店ではフローリングをケアする商品の取り扱いもございます。是非ご利用してください。
屋外でのお手入れ
屋外での飼育の場合や散歩時には、目に見えないホコリ、汚れの他、病気の原因となる細菌が被毛、皮膚に付着するので、ブラッシングは少なくとも1日に1回行い、取り除いてください。丁寧に行って頂くとより効果がございます。
シャンプーやブラッシングの大切な役割
シャンプーおよびブラッシングは、単に「体と被毛を清潔に保つ」だけではなく、「けが、病気の早期発見」や犬との「コミュニケーションを深める」ことに役立つ重要なボディケアの一つです。
1) ノミ・ダニ(虫)が寄生していないか
(2) 草の実・枝など刺さっていないか
(3) 初期ヒフ病、脱毛等がないか
(4) 思わぬケガ・かまれ傷がないか
これらをチェックしながら行ってください。
ペット用シャンプーを利用しましょう
ペット用シャンプーは、人間に比べて皮膚が弱いペットのために作れています。皮膚、被毛にやさしい成分が使用されていて、そこに犬用ならではの成分、例えば、泥を落す成分やノミやダニが嫌がる成分が配合されています。 シャンプーは、被毛、皮膚を傷めないために一般的に10日に1回が望ましいですが、冬はさらに回数を減らして風邪などをひかさないようにしてあげてください。 ただし、極端にわんちゃんが汚れてしまったり汗を大量にかいてしまった場合など状況に応じて回数を調節してください。
ブラッシングはしっかりと行いましょう
被毛と皮膚を清潔に保つことは健康維持に大切なことです。抜け毛、ムダ毛の除去、毛玉の防止、血行促進のためのブラッシングは欠かせません。
【ブラッシングのポイント(体の部位)】
(1) 尾…長い毛は部分的に毛玉になりやすいところです。
(2) ヒゲ…食べカスの汚れ等が付着しやすいところです。
(3) 耳…比較的見落とされがちです。
(4) 胸…毛が密集しています。
(5) 腹…うぶ毛が絡むことも多いです。
マッサージ効果があり、毛玉取り、無駄毛取りにも使用するピンブラシと、毛玉とりから、分け目つけなどの仕上げ用のコームの使い分けも大切です。
その他のお手入れ
爪のお手入れも大切です。長さの目安は床につきそうな程度の長さに切ります。ツメの白い犬は血管が透けて見えるので、それを切らない長さに切る。血管を切ってしまうと驚くほど血がでるので、人間も犬も恐怖で2度と切れなくなってしまう恐れがあります。また、毛が肉球からはみ出したらカットしてあげましょう。犬は足をつかまれることを本能的に大変嫌がるので足回りのカットを行うときはケガをさせないように慎重に行ってください。
耳そうじは、綿棒などで行ってください。見えている部分の汚れだけで十分です。奥まで入れすぎないように注意し、そのあとにシャンプーなどをする場合は入りこまないよう綿などを詰めてするのも良いです。その他、涙やけ、口のまわりもこまめに手入れをしてください。
また、わんちゃんが使う道具や玩具なども丁寧に掃除、できるものは洗濯などをしてください。
当店のペットケアグッズ
多頭飼いのポイント
多頭飼いのメリット
多頭飼いによって一頭一頭の個性がよく分かり、接し方が理解しやすくなります。また、犬同士も遊び相手として、飼い主様が不在でも楽しい時間が送れ、犬同士の交流で社会性を身につけることができます。
多頭飼いにおける注意
飼育やしつけに慣れておられない初心者の方は、まず一頭からわんちゃんを飼い始め、基本的な犬の性質や飼育方法、しつけを理解したうえで、その後2頭目を迎えいれたほうが良いでしょう。頭数が増えれば生活スペースの確保や手間が増えるだけでなく、食費、医療費、美容費、消耗品費など様々な出費が増加します。さらに2頭目を飼ってはじめてわかることですが、中には先住犬(先に飼っている犬)と性格の合わないわんちゃんがいることもあります。いきなり犬同士を一緒にせずに少しずつ 慣らしていくよう時間をかけることが大切です。異なる犬種の多頭飼いは、特に注意が必要で、食事、運動量などは各犬の気質、犬種に合わせて調整しなくてはいけません。一頭と違い多頭飼育になれば必然的に目が届きにくくなり、トラブルを見過ごしてしまう恐れもあるので注意しましょう。
犬のリーダーと順位について
多頭飼いする時、犬の中の順位を明確にしてください。リーダーがいなければ、順位をめぐり思いがけない喧嘩に発展し、統制がとりにくくなり、仲の悪い状態が続いてしまいます。
必ず飼い主様のほうで先住犬を立ててリーダーにするようにしてください。後からきた子ばかりをかわいがるような行為などはやめてください。先住犬が高齢、または気が弱く強力なリーダーシップを発揮出来ない場合は、名前を一番に呼ぶ、餌を一番に与える、散歩の際、一番にリードを付けるなど待遇面でリーダーであることを後輩犬に知らしめる必要があります。 後輩犬の先住犬に対する過度の戯れつきにも注意が必要で、遊び半分で先住犬に挑むことがあります。戯れつきがエスカレートし、先住犬が降参のサインを出してしまうと、先住犬の地位が失墜する事態が起きてしまいます。
負けた犬は恐怖や自信喪失から順位はおろか、犬社会への復帰も困難になる危険性があり、勝った方は暴力行為が有効だと学習してしまうので、人間社会で生活するには好ましいものでなくなります。世代交代や新参犬の加入などで群れの順位関係が不安定な時期は犬たちの様子をよく観察し、目を離す時は各々ケージに入れる、隔離するなどの措置をしてください。
多頭飼いのリードの使い方
(1) リードは、犬が急に素早い動きをしても、手から外れないようしっかり持ちます。
(2) 絡まないよう、カプラーなどの多頭引き用金具を使用します。
(3) 整然と歩けるよう脚側行進の訓練も必要です。
(4) 犬が各々勝手な動きをする状態では事故の危険も生じるので多頭引きなどしない。
その他、休憩場所は比較的人の行き来の少ない静かな一画にサークルあるいはケージ、ベッド、ソファーを設置して、1頭ごとに犬が独りで静かに過ごす時間と場所を必ず与えましょう。 ベッドやクッションのサイズが大きなものは2頭一緒に寝たりすることがあっても問題はないでしょう。
多頭飼における当店のオススメグッズ
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