犬のしつけ
吠える、噛むに対するしつけ
「吠える」、「噛む」は犬の基本的な気質ですが、それがエスカレートすると、他人に迷惑をかけたり、飼い主を困らせたり、犬の健康トラブルになってしまう事があります。こうした問題行動が起きた時には、飼い主の方自身がその理由を探りながらひとつずつ解決していかなくてはいけません。人に迷惑をかける「吠え方」を一般的に「無駄吠え」といいます。その理由を愛犬の様子をしっかり見ながら、考えて対処しましょう。また「噛む」では、何でも噛む、かじる、手を出すと噛む、嫌なことをされると噛みつくなどの問題行為も「吠える」と同様に、その理由を考えて対処する必要があります。
無駄吠えについて
犬が「無駄吠え」をする理由は様々なことがあります。その原因によって対策は異なりますが、子犬のうちから様々な場所(公園、散歩道、イベント会場)で、人や犬に触れ合い、交流する機会を徐々に増やしながら社交性を身につけておくと良いと思われます。犬は社交性を身につけると、むやみに吠えなくなり、どこへ行っても慌てず行動できるようになります。また、愛犬に安心できる居場所を作って寂しい思いをさせないことも大切な防止策といえるでしょう。「無駄吠え」は環境の改善で防げる場合が多いです。それでも吠え続ける場合は、低くうなるような声で、威厳をもって「ダメ」と制止させます。これは群れの中のボスが威嚇して従わせる犬の服従本能を利用したものです。「無駄吠え」の主な原因と理由。
(1) 寂しくて吠える。
・家族がいない留守番の時
・長時間、家族から離れて庭に係留された時
(2) 怖くて吠える。
・ドアノックやインターフォーンに反応して
・知らない人を見た時
(3) 警戒心、威嚇で吠える。
・散歩中の犬を見た時
・通りすがりの人を見た時
縄張りを荒らされることへの警戒心と、恐ろしいものへの反射行動として犬は吠えます。
※異常に吠える時には、病気、怪我を訴えている場合もあります。必ず定期的に体と健康のチェックをしましょう。
噛む理由と対策について
「噛む」という行為の理由については、様々です。しっかりと愛犬が噛む原因を見極めて、人や物を傷つけないようにしつけをしていきましょう。
(1) 何でも噛む、かじる
生後3カ月頃、歯が抜け変わる時期は、歯がムズかゆく手当たり次第に噛んだり、かじったりします。1年くらい経つと落ち着いてきます。子犬がかじっても良い物(ペット用ガムなど)を与えてみましょう。誤って飲みこまないよう必ず目の前で与えます。 当店ではデンタル効果の高いおもちゃも取り扱っておりますので是非ご利用ください。
(2) 手を出すと噛む
子犬の頃に手などに甘え噛みをさせたままにしておくと、噛み癖となり家族や他人を傷つけることになりかねません。子犬のうちから噛まないようにしつけることが大切なのです。 犬の嫌がる苦味のものを、手に塗ったりします。それでも噛んできたら、犬の喉の奥まで手を入れて嫌がるようにします。「ダメ」と制止することが必要です。
(3) 歯磨き、爪きり、ブラッシング時に噛む
子犬のうちから根気よく少しずつ習慣づけていくとやりやすくなります。無理を強いると余計に噛みつくようになるので注意しましょう。
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